仕事柄、週に何本も映画を観ているのですが、
今日はいま公開している作品から
私のおすすめをご紹介しようかと。
1つは日本映画で、是枝裕和監督の『空気人形』という映画です。
これまでの是枝作品は違ってとてもドラマティックな作品で、
人形が心を持ってしまうというファンタジーっぽい
設定ですが、人形の話のようでいて、
実は「人間」と、その「繋がり」についての話です。
ペ・ドゥナのビジュアルがすごくかわいいし、
メイン館がシネマライズなので、オシャレな映画に
思われがちですが、わりとシビアでずっしりくる映画です。
板尾創路が「面倒くさいのは人間の方なんや！」
という台詞にドキッとしました。
この映画の結末、私はハッピーエンドだと思っているのですが、
皆さんはどのように感じるのでしょうか？
オダギリジョーが少しだけ出ているのですが、
そのシーンはとても重要で、素敵な場面でもあるのでお見逃しなく！
もうひとつは、『殺人の追憶』や『グエムル-漢江の怪物-』で
有名な韓国の監督、ポン・ジュノの『母なる証明』です。
えーーっと、これは、何も聞かず、とにかく観てください！！！
絶対に観て〜〜〜！！！！！！おねがいーーー！！！
私がひとりずつにチケット代を払ってあげても良いくらいです（笑）
偉大なる母の愛情、それが次第に屈折していく様が
サスペンスの要素も絡まりながら、ものすごいことになっていきます。
観終わったあとに「むごい」とは思いましたが、
「ものすごいものを観てしまった！」という興奮の方が
はるかに上回りました。
今度『バグダッドカフェ』のニュー・ディレクターズ・カット版が
公開されるらしく、ひとあし先に観たのですが、
やっぱり良い映画だな〜と思ったのと同時に、
公開された20年前に『これをちゃんとスクリーンで観たかったな』
と思ったりしました（当時は私は小学生だったけど 笑）.
DVDも良いですけど、映画はやっぱりスクリーンで観てこそ！ですよね。
年末になると「日本映画ランキング」「海外映画ランキング」
を自分の中で決めているので（勝手に決めて手帳に書くだけ！）
気が向いたら書いてみたいと思います。
それでは！
